【紀伊山地】鹿を見つける4つの方法を試した【2020年初夏】

2020年5月31日シカ, 奈良, 関西

【紀伊山地】ニホンジカを見つける4つの方法を試した【2020年初夏】

日本中にニホンジカ(鹿)はたくさん生息しています。

近年もなお増加傾向です

畑を荒らすなど、農作物への被害も馬鹿になりません。

しかし、都会に住んでいるとその実感はなく、帰省や旅行で自然豊富な場所に行ってもめったに出会うことが無い人も多いと思います。

そんな鹿に会ってみたくないですか?

実は、野生の鹿に出会うのはそう難しくありません。

もちろん、鹿で有名な奈良公園などに行けば、簡単に出会えます。

しかし、そんな手厚く保護されている鹿と出会ってもおもしろくありません。

今回は、山に住んでいる鹿を見つける「4つの方法」を試してきたので、ご紹介します。

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鹿探しの基礎

鹿探しの基礎

まず、日本で鹿を探すうえでは、簡単にニホンジカの基礎知識があった方がいいです。

ニホンジカは夜行性ではないと言われますが、人の目につくのは夜間が圧倒的に多いです。

これは、人が行動する昼間に人の行動範囲に出ることを嫌うためです。

そのため、ニホンジカを見つける上では夜の探索の方がはるかに効率がいいです。

また、ニホンジカは群れで行動するため、一頭見つけたら、他にもいる可能性が高いです。

逆に、ある場所でたくさんの鹿を見つけたからといって、その場所に常にいるわけではなく、たまたま群れがそこにいただけかもしれません。

あとは生息地も非常に重要で、なるべく鹿の密度が高い場所で探した方が効率は上がります。

もちろん、鹿がいないところでどれだけ探しても無意味です。

近畿の山地や北海道東部にはかなりの密度で生息していることを知っていますが、東北地方や関東平野、中国地方をはじめとし、鹿の生息数が少ない地域もあり、鹿が生息する場所を選ぶことが重要です。

ニホンジカ(鹿)についてはこちらで詳しく説明しているので、興味があったらご覧ください。

鹿を見つける「4つの方法」

今回、紀伊山地(奈良)にて、「4つの方法」で鹿を探してみました。

今回の結果と、これまでの経験をもとに「4つの方法」とそれぞれの効果を説明していきます。

なお、紀伊山地はかなり鹿が多い地域ではありますが、経験上、大阪北部、兵庫、京都、北海道東部の山であれば同程度の成果が得られると考えています。

なお、鹿を見つける「4つの方法」は以下のようになります。

① 夜間のドライブ

② 夜間の山中

③ 昼間のドライブ

④ 昼間の山中

それでは一つずつ説明していきましょう!

① 夜間のドライブ

夜の道路に出てきた鹿
夜の道路に出てきた鹿

まず、私の中で抜きん出て最善手だと思っている方法が夜間のドライブです。

メリットとしては、出会える確率が非常に高いことです。

この日も、舗装された山中の道を30kmほどドライブしたら、10回ほど鹿と遭遇しました。

ガードレールがあっても、くぐったり、飛び越えたりして道路に出てきます。

デメリットは、夜間の山中のドライブに多少の危険が伴うことと、鹿を轢いてしまう危険があることです。

山中ドライブといっても、かなり整備された道から、すれ違うのも難しい林道まで様々ですが、車通りが少ないほど道ほど、鹿は出てきます。

だからといって、整備が中途半端な細い道を行こうとすると、暗くて落石に気づかなかったり、最悪、事故にもつながります。

しかも、鹿が走る車の前を横切ってくるときがあります。

このあたりは結構神経質に注意しないと、鹿を轢きかねません。

あと、夜は暗いため、鹿を見つけても写真を撮り損なうことが多いです。

このような理由から、夜間のドライブでの鹿探しは、鹿を見つけやすいおすすめの方法であると同時に、危険性をはらんでいるため、もし実行するのであれば、自己責任でお願いします。

② 夜間の山中

夜間の登山道にいた鹿
夜間の登山道にいた鹿

次の方法は、夜間の山中に入っていく方法です。

メリットとしては、ドライブより、出会う確率が高い可能性があることです。

道に出ている鹿よりも、山の中にいるシカの方が多く、また、山の中ではシカの動きや鳴き声による音で存在を認識できます。

今回も、紀伊山地のとある登山道を数十メートル進んだだけで、獣の動く音が聞こえ、その方向を見たら鹿がいました。

これまでも数回、夜の山に立ち入ったことがありますが、いずれも鹿と思われる獣の気配を感じています。

デメリットとしては、めちゃくちゃ危険なことです。

夜の山への立ち入りは危険が満載で、遭難の危険、転倒、転落などによる事故の危険、クマ・マムシなどの危険生物との遭遇の危険など、あげればきりがありません。

このような危険性があることから、この方法はおすすめできず、どうしても実行する場合は、安全を確保したうえで、自己責任にてお願いします。

③ 昼間のドライブ

昼間のドライブで、鹿と出会うことはあまりありません。

夜に比べると、遭遇率は体感で10%程度です。

知床の林道なんかでは昼間でもバンバンいましたが、、、

とはいえ、見つける方法が無いわけではありません。

大滝ダムで鹿を見たポイント(赤枠内)
大滝ダムで鹿を見たポイント(赤枠内)

たとえば、こちらの画像は、今回訪れた川上村の大滝ダムですが、赤枠で示したところに鹿を発見しました。

大滝ダムにいた鹿
大滝ダムにいた鹿

完全にこちらを見ています。

人がいるため警戒しているようです。

かなり距離は離れていますが、非常に警戒心が強いです。

この個体は、じっと見ていたら、茂みに入って行きました。

道の駅「杉の湯川上」から見える斜面にいた鹿
道の駅「杉の湯川上」から見える斜面にいた鹿

こちらの画像の個体は、道の駅「杉の湯川上」から見える斜面補強用のコンクリートの上にいました。

このように鹿は昼間でも行動しており、人の活動地帯には下りてきませんが、ドライブで行った場所から、斜面など開けた場所を見ると見つかることがあります。

メリットとしては、昼間に開けた場所を見るだけで、簡単にできることです。

近畿の山の中の開けた場所などでは見つかる可能性は十分にあります。

一方で、デメリットは、やはり、運の要素が強いことです。

夜間に比べると、どうしても遭遇率は下がると思われます。

ただ、気軽にできる方法ではあるので、試してみる価値は十分にあると思います。

もしかしたら、たくさん見つけることができるかもしれません。

④ 昼間の山中

昼間に山の中で鹿を見つけるというのは、私が最も苦手な方法です。

もちろん昼間に道路上で出会うよりは可能性が高いですが、鹿がたくさんいるという山でも、登山中に出会うことはあまりありません。

登山道など、人の行動範囲に昼間は近づかないことや、人の気配に敏感で、人が気づく前に動きを止めたり、逃げたりして、人間側が気づきづらいというのもあると思います。

大台ケ原にいた鹿(赤枠内)
大台ケ原にいた鹿(赤枠内)

今回は大台ケ原をトレッキングしてきましたが、なんとか鹿と出会うことができました。

大台ケ原の鹿
大台ケ原の鹿

昼間の山中で探すメリットは、明るい中、間近で見られるということに尽きるでしょう。

今回も数メートルの距離まで近づいてじっくり観察できました。

しかも彼らの、普段の生活を垣間見ることができます。

一方、デメリットとしては、出会える可能性が運に左右されることです。

どうしても警戒心が強いので、なかなか見つけることができません。

昼間の山中での探索は、登山など、別のレジャーと並行して実施できるので、ダメ元でやってみてもいいかもしれません。

まとめ

鹿を見つける「4つの方法」として、以下4点、紹介さえていただきました。

① 夜間のドライブ

② 夜間の山中

③ 昼間のドライブ

④ 昼間の山中

おすすめは①夜間のドライブですが、危険も伴うので、しっかり安全対策したうえで、自己責任にてお願いします。

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2020年5月31日生物情報, 陸探索シカ, 奈良, 関西

Posted by lunalion