不動窟鍾乳洞を探検しよう!【気軽に行ける洞窟】
奈良県指定の天然記念物、不動窟鍾乳洞を探検してきました。
体感的には100メートルほどの奥行きがあり、本格的な洞窟ですが、ライトが設置されていることや、足元がしっかり整備されており、気軽に探検することができる場所になっています。
ただ、鍾乳洞ではありますが、つらら状の鍾乳石は見ることができませんでした。
鍾乳石はあまり期待せず、洞窟探検として、めいっぱい楽しむべきかと思います。
注意点としては、ところどころ狭い通路があり、かがんで進まなければならず、閉所恐怖症の方や、腰痛をお持ちの方は、やめておいた方が無難かもしれません。
不動窟鍾乳洞の詳細
場所と行きかた
不動窟鍾乳洞は奈良県の川上村、吉野川に沿う国道169号線沿いにあります。
アクセスとしては車かバスで、すぐ近くに不動窟バス停と駐車場があります。
車で行く場合は、不動窟鍾乳洞より数十メートル国道を南下していただけると、すぐに右手に車を停めることができるスペースがあるのが分かると思います。
もちろん駐車場は無料です。
料金
不動窟鍾乳洞の入場料金は大人が一人500円です。
子供の料金は覚えていないのですが、200円か300円ほどでした。
ワンコインで洞窟探検を満喫できるので高くはないです。
どちらかというとここまでの交通費のほうが高くつきました。
不動窟鍾乳洞を探検
ここからは実際に私の目で見て、体で体験してきた不動窟鍾乳洞をご紹介しようと思います。
不動窟鍾乳洞の看板が立っている駐車場に車を停め、矢印に沿って、不動窟鍾乳洞の受付まで向かいます。
駐車場は詰めれば20台くらいのスペースがありそうでした。
結構広いです。
駐車場から国道沿いに数十メートル北に進むと、不動窟鍾乳洞の受付に着きます。
国道沿いは、歩道が狭く、車がビュンビュンとばして走ってくるので、轢かれないように気を付けましょう。
私は走って駆け抜けました。
入り口は建物の2Fになっており、受付で料金を支払って不動窟鍾乳洞に向かいます。
ちなみにここは喫茶店も兼ねているみたいです。
不動窟内部は足場が濡れている部分があり、受付で長靴の貸し出しも行っています。
水たまりがあるわけではなく、濡れているだけだったので、普通の靴でも特に問題なかったです。
料金を払ったら不動窟鍾乳洞まで向かいます。
不動窟鍾乳洞までは129段の階段を下ります。
下りるときはまだしも、帰りの登りが少し疲れます。
階段を下りきると、不動明王像が出迎えてくれます。
不動明王はどんなに厚かましく世俗的な願いであっても、叶えるために全力を尽くしてくれるそうです。
優しすぎます。
不動明王像の横には不動窟鍾乳洞への入り口があります。
さっそく入っていきます。
内部は広い場所と狭い場所があり、立って余裕で歩けるところもあれば、かがんで進まないといけないところもありました。
足場は少し濡れていますが、全体的にしっかり整備されており、非常に歩きやすいです。
場所によっては暗いですが、全体的にライトが張り巡らされているので、洞窟にしては明るさは十分です。
少し歩くと、不動尊が鎮座していました。
そしてその横には不動の滝が流れます。
洞窟の中を流れる滝というのも、なかなか幻想的で、見ごたえがあります。
ちなみに、不動の滝の水源地や流れ行く先も、いまだ解明されていないそうです。
場所的に吉野川に流れ込んでいるのだろうとは予想できますが。
先に進んで、「三途の川」と呼ばれる地下水脈の上にかかる「無情の橋」を渡り、「胎内潜り」と呼ばれる穴をくぐります。
「無情の橋」から「胎内潜り」にかけてはラストスパートになりますが、高さが低いので、しゃがみながら進んでいきました。
圧迫感があり、なかなかスリリングです。
「胎内潜り」では狭い穴の中を進んでいくので、お相撲さんくらいの体格の方では、もしかしたら通れないかもしれません。
「胎内潜り」を越えるとゴールで、あとは同じ道を引き返していきます。
ゆっくり進んでも10分~15分ほどで帰ってこれる洞窟になっています。
外に出た時、急にもわっと熱気が来たので、洞窟内がいかに涼しかったかを実感できました。
まとめ
不動窟鍾乳洞に行ってきて、洞窟探検を満喫できました。
夏は涼しく、冬は暖かくなるそうなので、寒いときや暑いときに行ったら感動はひとしおでしょう。
洞窟内はしっかり整備されており、明るいものの、ところどころ狭い場所があり、圧迫感もあり、安全に洞窟探検の楽しさを感じられる場所だと思いました。
正直、地震が来て、洞窟が崩壊したらどうしようという恐怖も感じました。
いろいろな感情を抱ける面白い場所だと思います。
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