【中国の大都会】上海は意外と自然が多かった【2019年秋】
10月の下旬に上海に観光に行って参りました。
いつものように観光ついでに、上海の生き物も探してみました。
日本と同じような生き物がいるものの、日本では珍しい生き物が普通に見られたりしました。
怖かったのは野良犬で、上海の中心地でも、少し自然があるところには、どこにでもいた印象です。
田舎の安い宿に泊まったのですが、夜の散策をしていると、犬の吠える声だったり、唸り声がところどころから聞こえてきて、危険なことをしていると悟りました。
中国は日本と違って、近年でも狂犬病での死者が散発しており、上海も大都市とはいえ危険です。万が一、狂犬病の犬にかまれ、発症すると、ほぼ確実に命を落とします。細心の注意を払いましょう。
野良犬たち
上にも記した通り、上海の中心地、および田舎の宿周辺においても、野良犬を多数発見しました。(もしかしたら中には放し飼いのパターンもあるのかも?)
野良犬に噛まれてけがをしたり、狂犬病になってしまうケースもあるようなので、どんなにかわいい犬がいても触るのは絶対にダメです。
小さなプードル。
上海の中心地をとことこ歩いていました。路上にも出て、車の通行を妨げたりしていました。
二匹が身を寄せ合っています。
都市の中の公園のような、少し自然があるところに行ったら、複数の野良犬がかたまって生息していました。
けっこう大きめの犬もいました。
襲われたら、危険です。
とても分かりづらいですが、まだ子供の野良犬です。
深夜に宿の周辺を散歩していたら出てきた子で、500メートルくらいずっと後をついてきました。
とはいえ、こちらから近づいたり、ライトを向けたりすると逃げるそぶりを見せるので、かまってほしいけど、恐怖心もあるという心理状態なんでしょうか。
とても小さい子犬で、ひょこひょこ歩いていてかわいかったです。
中国では近年、犬飼育に関する規制が強化されたりしており、そういった影響で野良犬が増えているのでしょうか。
星願湖 (上海ディズニー向かいの湖)
上海の大人気観光スポット、上海ディズニーランドの目の前には巨大な湖、星願湖があります。
一周したら2キロ以上ある、大きな湖です。
朝、開園前に到着したので、一周してみました。
ちなみに、朝一でもディズニー前はだいぶ混雑していたのに対し、星願湖の対岸は人の気配がほとんどありませんでした。散歩するくらいしかやることがないところなのかもしれません。
カワセミ
日本でもポピュラーなカワセミですが、目にする機会は多くはありません。
非常に美しい体色から、宝石に例えられたりします。
体が20cm弱と小さいことに対し、長いくちばしを持っていることも特徴です。
しばらく眺めていましたが、微動だにしなかったので、じっくり獲物を狙っていたのかもしれません。
ちなみにこんなところにいました。
左にいるのはカルガモ。
シロガシラ
頭が白いことから、シロガシラと呼ばれます。
日本においても生息していますが、本州ではめったに見ることはできません。
沖縄で見ることができ、九州にも近年現れるようになってきたようです。本来は暖かい地域に生息するため、温暖化原因説が提唱されています。
上海ではかなりメジャーな鳥のようでした。
オオバン
湖には水鳥がたくさんいましたが、この鳥は黒い体色、おでこの白ポイントが目立っていました。
オオバンは日本にも生息している鳥で、特に琵琶湖で大量に暮らしているそうです。
雑食性で、この時も水生植物を食べていました。
カイツブリ
30cm弱で小さくてかわいい水鳥です。
頬が明るい赤色となっていることが特徴で、水かきを使った潜水が得意です。
日本でも全国的に生息しています。
カルガモ
カルガモは日本でも全国的に生息し、メジャーな鳥です。
カルガモは親子で引っ越しすることで有名で、一生懸命ヒナたちが親の後をついていく姿は感動的です。
この湖でもたくさんのカルガモを見ることができました。
イトトンボ
イトトンボの仲間。
種類は不明。
魚
湖をのぞき込むと、この魚がいたるところに大量にいました。
網を持っていなかったので、掬うことができず、種類は不明です。
浅いところではメダカのような小魚もいました。水がきれいで、水草なども多かったので、ちゃんと探せば他にもいろいろいそうな雰囲気でした。
宿の近く
今回、ディズニーランドがメインの目的ではありましたが、安く済ませるために、一人2泊で3000円程度の宿を、郊外で探しました。
周囲は住宅地と畑といった様相で、夜は全く人影がなかったです。
とはいえ、せっかく海外の自然が少しはあるところに来て、散策しないのはもったいないと思い、危険を承知で少し散歩してみました。
野良猫
黒と白の配色の綺麗な野良猫。
野良犬は多かったですが、野良猫はこの子しか見ませんでした。
たまたまかもしれませんが。
ヒキガエル
夜の路上を歩いていました。
死体もちょくちょく見たので、結構多いのかもしれません。
ヒキガエルの仲間は耳腺やイボから毒を出すので、触らない方が良いです。
触るのであれば、必ず手を洗いましょう。
ハト
上海の宿の近くにはハトがたくさんいました。
日本のハトより、気持ち大きめで、白いハトも多かったです。
そのため、ハトを見ても少し新鮮な気分でした。
ルーフの上に餌がまかれており、ハトたちが食べに来ていました。
まとめ
上海では少し散歩するだけで、日本とは少し変わった生態系を見ることができました。
野良犬が多かったのが衝撃ですが、それ以外の生き物も日本より豊富だった気がします。
上海に生き物を見に探しに来る方は少ないかもしれませんが、バードウォッチングにもおすすめです。
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