【ハクチョウ】昆陽池公園が野鳥パラダイスすぎた【2020年冬】

コブハクチョウ

さて、新年も明けてしばらくたち、ふと思い立ち近隣の公園に生き物探索に行って参りました。

今回行った場所は昆陽池公園。

昆陽池と書いて”こやいけ”と読みます。

伊丹近くの大きな池がある公園です。

かなーり混んでいましたが、その分広くて、見どころもたくさんありました(生き物探索的な意味で)。

しかも昆虫館付き。

昆虫館についてはまた別途記事にするとして、今回は昆陽池公園での生き物探索結果をご報告します(ほぼ鳥)。

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昆陽池公園とは

昆陽池公園は伊丹の近くにある大きな公園で、大阪の中心地からでも車で30分~1時間でアクセスできます。

駐車場は1時間200円で、以降30分毎に100円です。

割と駐車場は車で埋まっています。

人気の公園なんですね。

昆陽池公園の地図

広い池が二つあり、その中には「野鳥の島」と名付けられた日本列島型の島があります。

野鳥は多いですし、昆虫館などもあり、見どころ満点です。

住宅地のど真ん中に、自然あふれる公園があるなんて最高ですね。

今回は昆陽池公園を一周して出会った生き物たちをご紹介していきます。

キンクロハジロ

キンクロハジロの群れ

駐車場を出て公園に入るとまず、広大な池に直面しますが、うじゃうじゃいました。

キンクロハジロの群れです。

100羽以上はいたでしょうか。

関西でも良く見る子たちで、この公園でも良く目にしました。

白と黒のコントラストが美しい種です。

名前の由来は金の目をした(キン)黒く(クロ)羽が白い(ハジロ)鳥です。

カンムリカイツブリ

カンムリカイツブリ

かなり広い池なので遠くの方は見えませんが、かなり遠くにカンムリカイツブリを発見。

休憩中ですね。

カモの仲間と違って雌雄の違いが少ないので、この距離ではどっちがオスでどっちがメスか分かりません。

カワウ

カワウの群れ

昆陽池公園ではカワウの群れが観察できます。

淡水生のウの仲間です。

カワウの若鳥

カワウの若鳥もいます。

カワウのコロニー

カワウの集団営巣までしっかり観察できます。

昆陽池と言えばカワウと言っても良いのでは、と思うほどの存在感でした。

「野鳥の島」の樹上では巣を守るカワウたちが多く見られ、どうやらここで繁殖もしているようです。

人が立ち入らないので聖域化しています。

雌雄同色で見分けはつきづらいですが、繁殖期には婚姻色となり、頭部が一部白くなります。

一方若鳥は胸元が白くなり、全体的に褐色っぽい黒ですね。

カワウの巣と卵

本物かは分かりかねますが、カワウの卵と巣が昆陽池昆虫館で観察できます。

マガモ

マガモ
光の当たりぐらいが悪いマガモ

マガモはかなり近くまで寄ってきてくれました。

やっぱり淀川の個体群と違ってだいぶ人馴れしています。

オスは頭の緑が美しいですが、角度によっては全然映えないんですね。

コブハクチョウ

コブハクチョウ

コブハクチョウは本来外来種で、日本では、北海道、茨城、鹿児島、山梨など各地で観察できますが、この子たちは野生ではありません。

公園が飼育している模様です。

記事最上部の地図の6番、野鳥観察橋のあたりで観察することができます。

計3羽です。

しかし地元の人たちは見慣れているのか、全く観察している人がいませんでした。

はじめに見たときは一瞬野生かと思ってテンション上がりましたが。

アヒル

アヒル

アヒルです。

野鳥観察橋あたりにいました。

この子もおそらくペットでしょう。

アヒルはそもそもマガモからの改良種ですが、野生化している個体も日本各地にいるようです。

オナガガモ

オナガガモ

首から頭にかかる白い線が特徴のカモ。

尾が長いことからオナガガモと呼ばれています。

野鳥観察橋周辺でたくさん見られました。

ヒドリガモ

ヒドリガモ

おなじみヒドリガモも野鳥観察橋にたくさんいました。

昆陽池公園のカモたちは人に慣れているので、近づいてじっくり観察できるのが魅力です。

オオバン

オオバン

野鳥観察橋のオオバン。

たくさんのカモたちに混じって一羽だけいましたが、カモではなくクイナの仲間です。

ハシビロガモ

ハシビロガモ

野鳥観察橋のハシビロガモ

ハシビロガモはくちばしに特徴があり、横にも縦にも長いです。

カモの仲間はメスが皆褐色で、見分けがつきづらいですが、ハシビロガモはくちばしの特徴が分かりやすいため、割と見分けやすいです。

頭が緑なので、マガモと似てますが、胸の色が白なので簡易に見分けがつきます。

アオサギ

アオサギ
アオサギ

巨大でかっこいいサギ、アオサギもところどころで見られました。

灰色なのになぜアオサギなのかは謎ですが、よーく見ていると白と黒にはさまれた灰色が青に見えてこないこともないかも。

水深の浅い水辺で魚を捕らえて食べます。

ダイサギ

ダイサギ

ちゃんと白いサギもいました。

ダイサギになります。

こちらもちょこちょこ見られました。

目の下の切れ込みが深いことからチュウサギとの見分けがつきます。

ショウビタキ

ショウビタキ

水鳥はすぐ見つかるものの、樹上性の鳥はなかなか見つかりませんし、見つけてもシャッターを切るのが難しいですね。

枝が邪魔をしていますがショウビタキです。

黄色いおなかに羽の白いワンポイントが特徴となります。

冬鳥で、10月から4月ころにかけて飛来します。

カルガモ

カルガモ

カルガモは貯水池にちょこちょこいたものの、野鳥観察橋では見られませんでした。

人に慣れにくいでしょうか。

留鳥ですので、唯一夏でも見られるカモになります。

そのため、日本で繁殖が見られ、カルガモがヒナを引き連れて歩く姿は有名です。

その他の鳥

スズメ

スズメ

スズメです。

どこにでもいました。

ドバト

ドバト

ドバト、またの名をカワラバト。

要するに普通のハトです。

割とどこにでもいました。

カラス

カラス

ハシブトかハシボソか分かりませんがカラスです。

上空を飛び回って鳴いている子たちがたくさん。

ハクセキレイ

ハクセキレイ

水辺であればどこにでもいるハクセキレイ。

案の定この公園でもかなりの数が観察できました。

鳥以外

ネコ

野良猫

ふてぶてしく歩く野良猫です。

人と触れ合っている猫もいたので、結構人に慣れているのかもしれません。

コイ

コイ

コイは貯水池にたくさんいました。

餌をくれとばかりにアピールしてきます。

小石を投げ込んでも反応します。

その他

野犬に注意の張り紙

固定カメラが野犬の姿を捉えています。

気を付けましょう。

給餌池のカモたち

野鳥観察橋には給餌池という場所が存在します。

餌をあげていい場所みたいです。

実際に、餌をあげている親子が数組いました。

伊丹市昆虫館

そして、昆陽池公園の見どころとして、立派な昆虫館があります。

この伊丹市昆虫館に関しては、こちらでまとめているので、良かったらご覧ください。

まとめ

今回は昆陽池公園にて、野鳥観察メインで散歩してきました。

見どころをまとめると以下の感じでしょうか。

・飼育しているコブハクチョウ

・様々なカモの仲間など水鳥がたくさん

・カワウの繁殖観察

・(昆陽池昆虫館)

大阪市内ならアクセス容易ですのでぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

クリックしていただけるととっても嬉しいです!

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2020年1月14日自然スポット,陸探索大阪,野鳥,関西

Posted by lunalion