和歌山県串本で日中に漁港採集【2019年夏】
串本の漁港は面白い場所が多く、岸壁からサンゴが生えていたりします。
今回は台風の直後だったので濁っている場所が多かったですが、いろいろな海の生き物を見つけたのでご紹介します。
ナンヨウツバメウオ
ナンヨウツバメウオは漁港で落ち葉に擬態している個体が良く見られます。
多い時には一つの漁港で数十匹が見られることも。
おそらく、あまりこの魚を良く知らない方は、見つけても落ち葉だとしか思わないと思いますが、慣れると一目で見つけられるようになります。
奥にはイシダイの群れも見られますね。
ツノダシ
ツノダシは磯にはあまりいませんが、漁港で会うことが多い魚です。
とてもかっこいい魚で、模様や色はハタタテダイに似ますが、チョウチョウウオ科ではなく、ツノダシ科でハギに近い種になります。
ツノダシは大きく、素早いため、捕まえるのはなかなか難しいです。
私は初めから捕まえる気はなく、観察だけにとどめました。
なお、幼魚は深場で成長し、色がついてから浅瀬に来るため、幼魚を見ることは難しいそうです。
イカの子供
おそらくアオリイカです。
漁港に良く浮かんでおり、エサを見つけると触手を伸ばして捕まえます。
夜に見ていると、盛んに狩りを行っている姿を見ることができます。
飽きずにずっと見ていられます。
捕獲も網があれば簡単です。
クサフグ
クサフグの幼魚です。
クサフグは磯に漁港にたくさん見られました。
幼魚は指先くらいの小さい個体が群れて泳いでいることがあり、かわいいのでつい捕まえたくなります。
釣りをしていると外道として良く引っかかる魚で、釣り人達には疎まれる存在です。
ヨウジウオ
漁港に良く浮かんでいるヨウジウオ。
本来は藻場や砂底などの海底に住む種で、口先が非常に長いのが特徴です。
ゴマフエダイ
おそらくゴマフエダイの稚魚です。
この時期は種類が良くわからない粒みたいな魚が漁港にたくさん泳いでおり、ハゼの仲間であったり、スズメダイの仲間だったり、フグの仲間だったり、クロホシマンジュウダイだったりします。
その中の一匹です。
その他
漁港の近くの岩場にいたサワガニがたくさんいました。
海のすぐそばですが、サワガニは淡水生のカニです。
漁港では他にもチョウチョウウオ類やスズメダイ類をはじめとして、今年もたくさんの魚たちが姿を見せてくれました。
なかなか漁港で素早い魚は捕まえられないんですけどね。
他にも磯、夜の漁港での採集記事がございますので良かったらご覧ください。
また、海水魚探索・採集に関する記事はこちらでまとめているので良かったらご覧ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません