「高鉢山風穴」気温38度の真夏なのに10度の風穴とは
今回は、香川県の綾川町にある高鉢山風穴をご紹介します。
風穴は「ふうけつ」と読みますが、時に「かざあな」とも呼ばれます。
風穴という文字自体には色々な意味があるものの、今回は「特別な大気循環がある洞窟」と言う意味で使われる風穴をご紹介します。
今回ご紹介する高鉢山風穴は、日本三大風穴と呼ばれることもある場所で、なんと、38度の超猛暑の日だったのにもかかわらず、その中の気温は10度に保たれていました。
そして、その気温差により、風が発生し、冷たいエアコンにあたっているみたいでした。
そんな高鉢山風穴の行き方や場所、実体験を風穴の原理とともにご紹介します。
ついでに高鉢山に登ってみたのでその情報も書いておきますね。
高鉢山風穴への行き方と駐車場情報
高鉢山風穴は香川県綾川町の山の中に位置します。
目の前まで車でアクセスできるとはいえ、山道なので、運転に多少の注意は必要です。
高鉢山風穴の近くにはキャンプ場などがあり、到着したらすぐに分かります。
駐車場と言っていいのか分かりませんが、キャンプ場近くには車を駐車できるスペースが道沿いに何か所かあるため、邪魔にならないよう駐車します。
こちらの案内図の通りに、風穴がありますので、向かいます。
近づくと、石垣みたいのが分かりやすくあるので、迷うことはないはずです。
風穴自体は、特に入場料等もなく入ることができます。
高鉢山風穴に入ってみた
私が高鉢山風穴に行ったのは、2019年の真夏で、外気温は40度目前でした。
そんな暑いときでもこの風穴が機能するのか、確認してみます。
風穴はこのような石積の中にあります。
ちなみにこの石積はかなり古いものだそうで、崩壊の危険があるため、触らないよう注意を促す看板がいくつかありました。
高鉢山風穴につながる、石積の間の通路を進むと、突き当りがあり、そこを曲がると到着です。
高鉢山風穴に到着です。
中はこじんまりしているように見えます。
このあたりでは、冷たい風が吹いてきます。
中が涼しく、気温差から風が発生しているのでしょう。
中に入ってみます。
中は異常なほど涼しいです。
寒いくらいです。
中には温度計が設置されており、その示す気温はなんと10度!
ちなみに、外の気温はこの通り38度です。
本当に暑い日だったんです。
この夏一番になるくらい。
それなのに、風穴の中は10度です。
本当なのか疑念を抱きますが、体がその温度計の正しさを理解してしまいます。
正直、めちゃくちゃ気持ち良かったです。
冬の間に冷やされた風穴の石たちは、外気の影響を受けづらく、夏でも冷たい状態を保ちます。
その石たちが、冷気を発し、風穴がこんなにも涼しくなっているのでしょう。
さらに地下水などの冷気が加わり、この涼しさを維持しているのかもしれません。
高鉢山に登ってみた
風穴を堪能したところで、高鉢山の登山道を見つけました。
登山口は高鉢山風穴から少し北に歩くと見つかります。
「絶景」という表記があるので、登ってみましょう。
「山頂まで470m、30分」ということなので、楽勝でしょう。
だいぶ甘く見ていました。
高鉢山頂上に向かって、それなりに勾配のある階段をひたすら上ります。
登り30分くらいなら飲み物持って行かなくていいやと考えたのは完全に間違いでした。
外気温30度後半の山登りで飲み物なしは自殺行為です。
しかも走って登ったのでさらに辛かったです。
高鉢山山頂になんとか到着です。
ここまでの道は、決して楽しい道のりではありませんでした。
景色があまり見えない森の中で、同じような階段道をひたすら上がっていく感じです。
高鉢山山頂からの景色も木々に遮られて良く見えません。
そして暑すぎてあまり景色を楽しむ余裕もありませんでした。
この山に登る価値があるかというと、どうでしょうかね。
私は単純に山の中が好きなので楽しかったですが。
下山中にヤマカガシを見つけました。
すごいスピードで逃げられました。
ヤマカガシは猛毒を持つので、出会っても決して触ろうとしてはいけません。
まとめ
今回は高鉢山風穴の行き方や場所、実体験をご紹介しました。
外気温38度なのに、中が10度というなかなか衝撃の体験をすることができたと思います。
ついでに高鉢山も登ってみてその詳細、印象もまとめました。
高鉢山は決して楽しい登山道ではないですが、30分と距離は短いので、気軽にチャレンジできる山ではありました。
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