モリアオガエルの見つけ方・捕まえ方【簡単】
モリアオガエルは本州に生息するカエルで、ペットとしても人気のカエルとなります。
またカエル好きにとっては憧れの種でもあるでしょう。
都会に住んでいると出会う機会はまずありませんが、捕まえてみたいと思う方は少なくないと思います。
そんなモリアオガエルですが、実は見つけるのは簡単です。
少なくとも私にとっては最も出会いの多いカエルの一種です。
ここで紹介する方法により、兵庫、京都、大阪、愛知では毎回複数匹、多い時には1日で十数匹見つけられるときもあります。
一点注意いただきたいのは、自治体によっては天然記念物に指定されていることがあり、採集可能かどうかは事前に調査いただき、また、捕まえたとしても最低限の数以上は持ち帰らずリリースしていただきたいです。
モリアオガエルとは
モリアオガエルはアオガエル属のカエルの一種で、本州と佐渡島に生息します。
池や水田などの水辺に張り出た木の枝に鈴なりにぶら下がる卵塊を産むという少し特殊なカエルです。
発達した吸盤を持ち、木に登る能力に長けています。
メスでは最大8cmを超える個体がいるなど、大型のカエルです。
よく似たシュレーゲルアオガエルとは、虹彩の色(モリアオが赤、シュレーゲルが黄)で見分けると言われますが、黄色っぽい虹彩を持つモリアオもいて、ちょっと難しいです。
山中の木の上を主生息地とすることから、簡単には出会えないと言われるカエルではあります。
モリアオガエルの見つけ方・捕まえ方
モリアオガエルを見つける簡単な方法をご紹介します。
①繁殖地を知っている場合
まず、モリアオガエルの繁殖地をご存じの方は、繁殖シーズン(4月~7月)の夜にその場所に行って樹上に集まる個体を捕まえるのが簡単でしょう。
手が届く場所にいれば、手で簡単に捕まえられます。
ただし、足場が悪かったり、山奥だったりして、夜行くにはリスクが伴う場所が多いです。
また、これから子孫を残そうとしている個体を捕まえるのは少し気が引けますね。
②繁殖地を知らない場合
はい、この②が今回ご紹介するメインとなります。
繁殖地を知らなくても、その地域にモリアオガエルが生息していることさえ分かればとれる方法です。
まず結論から言いますと、雨の夜の山沿いの道路をドライブする方法です。
解説も何もそのままではありますが、モリアオガエルは樹上が好きなカエルではありますが、地上に降りてくることも少なくありません。
たまたま樹上から飛び降りた先が道路であれば、道路にも出現します。
そして夜行性であり、雨の日は比較的行動が活発になることから、雨の夜の生息地周辺では、木から降りてきたモリアオガエルを頻繁に目にします。
つまり、ここで紹介する方法とは、行動が活発な雨の夜にたまたま路上に出てきた個体を捕まえようという方法です。
一応、大阪、兵庫、京都、岡山では特に生息地を知らずとも、この方法で高確率で出会えています。
というか、今のところ狙って探していないのに100%出会っています。
季節は繁殖シーズンが無難だと思います。
また、道路は深い山の中より、集落に面している道路のほうが多く出会う印象です。
車通りが多い道で落ちていることもままあります。
雨夜ドライブで出会う他の生き物
ヒキガエル
雨の夜にドライブをしているとモリアオガエルに限らず、たくさんのカエルに出会います。
特に春から夏にかけて、夜の田園地帯の路上はカエルだらけになるため、車で入るのはあまりおすすめできません。
アマガエルやトノサマガエルなどがそこらじゅうで見られます。
雨の夜に田園地帯を離れて山道を走っていると、出てくるのはタゴガエルやヒキガエルです。
特にヒキガエルは雨の夜になると道路のど真ん中でずっしり居座っている姿をよく目にします。
二ホンマムシ
雨に限らず、夜になると活発に動くのはニホンマムシです。
ご存じの通り猛毒を持っています(参照:日本に生息する毒ヘビ全21種とその生息地)。
夜は暗いので、気づかずに踏んで噛まれるのは避けたいところです。
また、なんとなく雨の日に出会うことが多い気がするのは、路上にカエルが多く出てきて、それを追ってマムシも出てきてしまうためかもしれません。
まとめ
今回はモリアオガエルを簡単に見つけることができる(と思っている)方法をご紹介しました。
一言でいうと、生息地近辺の道路を、雨の夜の日にドライブすべしということでした。
見つけるのが難しいという声もあるカエルではありますが、山に行くことが多い身としては、かなり身近なカエルになります。
ぜひこの方法試してみてください。
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