イイズナの生態と見つけ方

2019年11月15日哺乳類

イイズナの絵

あまりなじみはないかもしれませんが、イイズナはとても特徴的な哺乳類です。

イタチの仲間にして、サイズはわずか20cm程度。

食肉目(ネコ目)と呼ばれる、肉食動物グループの中では、世界で最も小さい種類です。

その姿は非常にキュートです。

その反面、とても攻撃的な性格をしており、時には、自分より大きな動物を捕食しようとします。

自分より大きなキツツキを襲ったら、羽ばたかれて、まるでキツツキに乗って空を飛んでいるように見える写真は有名です。

NATIONAL GEOGRAPHICの記事のリンクを貼っておきますね。 ⇒ キツツキに乗って空を飛ぶイタチ、写真はホンモノ?

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イイズナについて

学名:Mustela nivalis

分類: 食肉目イタチ科イタチ属イイズナ。日本には亜種としてキタイイズナとニホンイイズナが分布します。

体長:13~25cm。オスの方が大きくなります。

体重:30~250g

分布: 北海道、青森県、岩手県、秋田県

夏と冬で毛色が変わります。冬毛は全身白なのに対して、夏は背側が茶色くなります。

これは雪に近い色になることで、外敵から身を守るためです。

しかし、2018年発表の論文では、温暖化の影響で雪がなくなり、冬毛の白いイイズナが、雪に隠れられず、逆に襲われやすくなっているという報告があります。

日本に棲むイイズナの亜種は2種で、北海道に棲むキタイイズナと、青森・岩手・秋田に棲むニホンイイズナに分けられます。

イイズナの生態

行動

動きが素早く、勇猛果敢な性格で、悪く言うと無鉄砲です。

自分より大きい動物に果敢に攻撃を仕掛けて、逆に返り討ちにあって食べられてしまうこともあるそうです。

山地、平地、人家付近にも出没します。

どちらかというと、標高が低い場所を好むようです。

昼夜関係なく行動し、寿命は約4年です。

虫、小鳥、両生類、爬虫類、ネズミなどに加え、自分より大きな鳥やウサギなども捕食対象として攻撃します。

川で魚をとることもあるそうです。

肉なら何でもありといった感じですね。

世界最小の食肉目と言われていますが、こんなに小さくなったのは、ネズミの巣に入ってネズミを狩るためという説が有力です。

攻撃的な進化というわけです。

なぜそんなに狩りに積極的なのかというと、イイズナはカロリー消費が激しいので、大量の食事を必要とします。

具体的には、体重の3分の1以上の食事が毎日必要とされていると言われています。

毎日、命がけで狩りをしているんですね。

繁殖

繁殖期は4月~8月で、4~6匹の子供を産みます。

イイズナの見つけ方

イイズナを野生で見つけるのは難しいと言います。

それはサイズが小さいこともあり、すばしっこいからということもあります。

本気で見つけようと思うのであれば、まず北海道に行くのが最善手でしょう。

東北では、青森で時々発見される程度で、目撃例は北海道に比べると見劣りします。岩手や秋田では絶滅危惧種に設定されています。

一方、北海道では全域で生息し、目撃例も少なくありません。

北海道では同じイタチ科のアメリカミンクが外来種として入ってきて、オコジョやイタチの数は減少しているものの、イイズナはその影響を受けていないと言われています。

イイズナは北海道では全域に生息しており、発見報告は色々なところから上がっていますが、低地での目撃例が多いです。

運が良ければ出会えるかもしれません。

逆に言うと、運が味方してくれなければ、頑張っても出会えません。

季節的には年中観察可能です。

白い個体を見たければ、冬を狙いましょう。

まとめ

イイズナを見つけたければ、北海道に行って頑張って探しましょう、ということでした。

オコジョとは違い、平地に主に生息しています。

最後になりますが、イイズナ以外の哺乳類の生態・見つけ方もこちらで徐々にまとめています。良かったら覗いてみてください。

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2019年11月15日哺乳類図鑑哺乳類

Posted by lunalion