【シロマダラ】大阪で幻のヘビを採集!!
大阪の北摂地域でとうとう幻のヘビ、シロマダラを捕まえました!
正直、ダメ元でしたが、シロマダラを探して2回目の探索で見つけることができました。
意外と多く生息しているのかもしれません。
それでは発見までの流れを簡単にご紹介します。
シロマダラとは
まず、ちょっとだけシロマダラについてご紹介します。
シロマダラは日本固有のヘビで、本州をはじめ広い地域に分布します。
山に棲むヘビのイメージですが、実際には平地にも生息しています。
夜行性で小さいこともあり、人目に付くことがあまりなく、幻のヘビと呼ばれますが、実際のところ、地域によっては生息数が多いところもあるようです。
石垣の隙間や石の下にいることが多く、夜に眠っているトカゲなどを捕食します。
サイズは30cm~70cmと言われており、小型のヘビです。
シロマダラ探し
シロマダラ探しは雨上がりの夜が良いと聞きます。
雨上がりになるとミミズを食べるタカチホヘビが行動的になり、そのタカチホヘビを食べるためにシロマダラが隠れ家から出てくるためです。
その情報をもとに、雨上がりの夜に山道で車を走らせます。
本当は夏のほうがヘビの活性は上がるようですが、今回は5月の探索です。
初日はモリアオガエルの観察に夢中になっていたこともあり、あまり探す時間が取れませんでした。
そしてモリアオガエルを見ているうちにカエルの天敵であるヤマカガシの出現もあり、なかなか飽きず、時間だけが過ぎていきました。
そんなこんなでいろいろな生き物が見られたものの、初回のシロマダラ探しは失敗に終わりました。
そして次の週、再び雨上がりの夜にシロマダラ探しを行いました。
夜道を走らせるものの、シロマダラは全く現れません。
哺乳類は意外と出てきて、ニホンジカは山ほど道端に姿を現しますし、目の前を横断されることもありました。
改めて夜道の運転はシカ注意の必要が大きいと再認識しました。
他にも、夜の山道にはタヌキやアナグマなどが姿を現します。
結局道路上に出てきたシロマダラを見つけることはできず、ふと目についた石垣に立ち寄ってみることにしました。
この選択が大正解でした。
シロマダラ発見
車を停めて一分、ちらっと岩の隙間を除いたときに見えてしまいました。
こちらの写真の岩の隙間にシロマダラがいるのがおわかりでしょうか。
自分の体の太さと同じくらいの、非常に細い割れ目の中に潜んでいました。
アップしてみてみましょう。
間違いなくシロマダラです。
この瞬間の喜びは表現のしようがありません。
まさか岩の隙間で見つけるとは。
雨上がりの夜を選択した意味が全くなくなってしまいました。
がんばって岩の隙間から追い出させるために細い枝を差し込んでつんつんします。
シロマダラは嫌気がさして、少しずつ動きます。
そして、、、
シロマダラ捕獲!
ついに岩の隙間から姿を現しました!
出てきてくれればこっちのもんで、問題なく確保です。
捕まえたときに何やら臭い成分を分泌され、手が臭くなってしまいましたが、そんなことはもはやどうでもよいです。
念願のシロマダラの採集に成功しました。
大きさは35cmくらいでした。
まだもっと大きくなりそうですね。
こんな感じで、雨上がりの夜を狙って、路上に出てきたシロマダラを探しに来て、結局隠れ家に潜んでいたシロマダラの捕獲に成功しました。
路上を探すより石垣に隠れているシロマダラを探したほうが早いかもですね。
結果オーライです。
おまけ
シロマダラ探しの途中に迷子?の子供タヌキを見つけました。
めちゃくちゃかわいかったものの、もし迷子であればこの先生きていくのは難しいのかもしれません。
母親が近くにいることを願って観察も早々にその場を離れました。
まとめ
今回、幻のヘビ「シロマダラ」を大阪で捕まえることに成功したのでその経緯をまとめました。
シロマダラを探す方がいらっしゃれば、よければ参考にしてください。
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