雨の中の「三平山」【岡山で登山】
今回は岡山県北部にある三平山に登ってきたので、ご紹介しようと思います。
めちゃくちゃ景色が良さそうな場所でした。
尾根を移動するような感じで、開けた場所を歩き、頂上も木など遮るものが無いので、素晴らしい景色が見られそうでした。
まあ、見ることはできなかったんですけどね。
なんといっても、超悪天候。
雨の中の登山でした。
しかも霧がすごかったのでほとんど何も見えませんでした。
ということで三平山を紹介します。
三平山の詳細
三平山はこちらの地図の位置に頂上があり、ちょうど岡山と鳥取の県境にあたります。
登山口はその東側の岡山県側の山道沿いとなります。
すぐそばを米子自動車道が通っており、登山口へは、自動車でのアクセスが簡単です。
というかそれ以外の方法は難しいです。
こちらの画像(東が上になっています。)の現在地の位置に駐車場があるので車を停め、赤い線状に進むと約1時間45分程度とそれほどかからず一周できます。
同じ道を通ることもなく、飽きないのでおすすめです。
登山口にはトイレも完備されています。
それでは出発です。
三平山に登ってみた!
登山口まで
駐車場に自動車を駐車し、出発します。
駐車場にはこのような地図があり、登山ルートが確認できます。
念のため、登山口のトイレに寄ってから行きます。
ちなみに今回はこちらの画像の矢印のルートで進みます。
まずは最短ルートで三平山頂上を目指し、その後尾根伝いに進んで、穴が乢まで行ったら、自動車が走る道路まで出て、駐車場に戻ります。
特に問題なければ1時間45分くらいのはずです。
山頂まで約45分ほどということで、かなり距離的には短い登山になります。
これなら雨の中、時間も15時半になりますが、暗くなる前に帰ってこれるでしょう。
登山口から頂上へ
まずは森の中の道を歩いて行きます。
針葉樹林ですね。
道は舗装されており、歩きやすく、気があるので雨もまあまあ遮ってくれます。
登っていくと途中から木がなくなり、見晴らしがよくなります。
写真を見ていただければ分かるように霧が濃すぎて景色は何も見えませんでしたが、、、
さらに進むと尾根に到着し、尾根道を進んでいくこととなります。
尾根はさらに霧が濃くなり、少し先も見えません。
さらに足場が土なのですが、雨で濡れてツルツル。
滑って登るどころではないので、なるべく石や植物の上を歩いて進みます。
これがなかなかしんどいですが、なんとか進んでいきます。
霧で分かりづらいですがあと少しで頂上のようです。
ここら辺は木が無いので、風が遮られず、非常に強くなり、とっても寒かったです。
ハイ到着。
三平山山頂です。
360度霧です。
本来はめちゃくちゃ展望がいいはずなんです。
残念。
そして風が異常に強くて寒いのに、それを遮ってくれる場所が無いので、休憩することもなく先に進みます。
頂上から穴が乢へ
さらに尾根道を進んでいき、穴が乢を目指します。
乢は”たわ”と読み、山の尾根のつらなりの中で、くぼんだところを意味します。
つまり尾根沿いになるべく低いところまで降りていき、そこから道路に出ようということです。
下り始めたところではまだ雪が残っている場所がちらほら見られました。
どうりでめちゃくちゃ寒いわけです。
さらに降りていくと、どんどん坂が急になっていきます。
穴が乢までの道のりが、実はかなりの地獄でした。
非常に急な坂道なので、ただでさえしんどい下り道だと思うのですが、この日は地面がびちょびちょなので、非常に滑りやすく危険でした。
足を滑らすと、2~3メートルは余裕で滑り落ちていきます。
そのため、周囲の木につかまりながら一歩一歩伸長に下りていきました。
地面が濡れているときに三平山から穴が乢に行くルートは絶対にやめた方がいいです。
逆はたぶん滑るせいで、そもそも登れない気がします。
穴が乢に到着です。
これまでの登山で一番しんどい道だったと思います。
穴が乢から駐車場へ
穴が乢からは森の中の道を通っていきますが、滑らない道だったので楽でした。
ただ、道は分かりづらいです。
途中道が分からなくなりかけましたが、GPSを頼ればすぐに戻れます。
また17時近くなっており、霧も濃いので森の中はかなり暗かったですが、まあ、穴が乢までの道のりに比べれば楽勝でしょう。
道路まで出たらあとは道路沿いに駐車場に戻るだけです。
なお途中の水たまりでヒバサンショウウオの卵のうを見つけました。
ヒバサンショウウオはこれまでカスミサンショウウオ高地型と言われていたサンショウウオの仲間で、中国山地に生息する種です。
2019年にカスミサンショウウオから分割され、近年ついた名前になります。
まとめ
今回は三平山に登ってまいりましたので紹介いたしました。
この日は悪天候だったため何も見えませんでしたが本来は非常に景色が良い場所です。
また、三平山頂上から穴が乢にかけては、かなりの急勾配で、濡れているとめちゃくちゃ滑るので気を付けてくださいね。
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