鳥取砂丘まで遠征【2019年夏】
9月中旬の連休を使って、1泊2日の小旅行に行ってきました。
メインは観光でしたが、その中で出会った生き物たちをご紹介します。
砂丘であるがゆえに生息する珍しい昆虫にも遭遇することができました。
鳥取砂丘の生き物
大きく広がる砂と空と海のコントラスト、中国地方屈指の観光地鳥取砂丘。
こんな砂しかないところに生き物がいるのかと思いきや、いろいろとでてきました。
カワラハンミョウ。
絶滅危惧2種に指定されているハンミョウで全国的に激減していますが、鳥取砂丘ではたくさん見ることができました。
ただし、かなり砂地に近い色をしており、近づくとすごい速さで飛んで逃げるので、探そうとしなければあまり見かけないかもしれません。バッタやアブが飛び回っているので、気にして見なければそれらと混合してしまうと思います。
交尾している個体も。
松林ではウバタマムシ。
鳥取砂丘の松林を歩いていたら上から落ちてきました。
一般的に知られる虹色のタマムシと比べ色はかなり地味ですが、大きさや形はかなり似ています。
松林で見られる種になります。
同じく松林にてマツヘリカメムシ。
北米原産の外来種で、松につくカメムシの仲間です。
日本では2008年に初めて関東で見つかってから徐々に生息域を増やしているそうです。
ベニシジミ。
良くいるシジミチョウ。砂丘にも生息していました。
砂丘にはオアシスもあり、意外とその辺の河原と大差ないほどいろいろな生き物が見られました。
池と川と海の生き物
鳥取市街から少し離れた池ではサギの仲間。おそらくダイサギ。
川にはアジ。
海から1km以上離れているにもかかわらず、ヤドカリなども生息し、まるで海でした。
夜の漁港でガサガサ。
メバルやエビがとれました。
イカの子供もたくさん。
自分の半分くらいの大きさの魚を捕らえているイカも観察できました。
夜の自動販売機の生き物
自動販売機に集まる羽虫たち。
そして彼らを狙うアマガエル。
カラーチェンジしたアマガエル。
アマガエルは環境に応じて体色を変化させ、外敵から身を守りますが、このタイプはメジャーな保護色。
同じ自販機でも緑のタイプとこの茶色のタイプが半々くらいで見つかりました。
扇ノ山
二日目は扇ノ山に登山に行きました。
姫路公園コースから頂上まで往復しました。
ツキノワグマも生息する自然豊かな山です。
駐車場に向かう途中でヤマカガシの死骸。
かわいそうに、車にひかれてしまったようです。
生き物はブヨがたくさん飛んでましたが、あまり多くはなく、キノコはたくさんありました。
サンゴのようなキノコ。
トマトのようなキノコ。
タマゴタケというキノコで、まだ成長途中だそうです。
これから成長すると周囲の白い部分がはがれて、普通のキノコのようになるそうです。
なお、どう見ても毒キノコの鮮やかさですが、食べられるよう。
山の頂上には大量のアキアカネ。
アキアカネは夏の間は山の頂上付近で、暑さから身を守り、秋が来ると山を降りて平地で産卵を行います。
つまり避暑のために山の山頂部に集まってたわけです。
シカの糞。
山のいたるところで発見。
15cmくらいの巨大なヤマナメクジ。
木のうろを覗いたら発見。
森林や山間に生息するナメクジで日本最大級。
タゴガエル。
源流域の石の上にて。
蛾の仲間。綺麗。
まとめ
今回の鳥取旅行で分かったことは、鳥取砂丘は3連休でも意外と人が多くなく、砂丘が広大なので、人が集中するところ以外では他に全く人がおらず、砂丘を独占した気分になれます。
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