沖縄探索で出会った生き物④~両生類編~【2020年夏】
沖縄で出会った生き物第4弾として、沖縄で出会った両生類をご紹介します。
残念ながらほとんどカエル編になってしまっていますが、、、
ちなみに沖縄に生息する両生類は、その多くが本州では見ることができない種となっています。
今回はやんばるの道路や川の近くをメインで両生類を観察してきたのでご紹介します。
ホルストガエル
やんばるの沢の近くに見慣れないカエルを見つけました。
沖縄本島と渡嘉敷島の固有種であるホルストガエルです。
ホルストガエルはバビナ属に分類されるカエルで、夜に巣穴から出てきて行動するため観察ができます。
沖縄県の天然記念物であり、絶滅危惧IB類、国内希少野生動植物種にも指定されています。
そのため当然捕獲等は厳禁です。
ナミエガエル
やんばるの渓流ではたくさんのカエルを見ることができます。
今回見つけたナミエガエルは、渓流脇でじっと獲物を待ち構えていました。
どんな角度から覗き込もうがびくともしませんでした。
ナミエガエルはやんばる固有のカエルで、ホルストガエル同様、沖縄県の天然記念物であり、絶滅危惧IB類、国内希少野生動植物種に指定されています。
外見も特徴的ですが、目に十字の模様が入ることが最大の特徴でしょうか。
ハナサキガエル
夜のやんばる山中の道路で良く見られたのがハナサキガエルです。
やんばる固有種で絶滅危惧Ⅱ類です。
とにかくジャンプ力がすごい印象が残っており、夜の林道を歩いていたらものすごい勢いでピョンピョンしていました。
これほどのジャンプ力のカエルを本州で見かけた記憶はありません。
冬になると滝つぼなどにすごい数が集まり、産卵するそうで一度見てみたいですね。
リュウキュウカジカガエル
リュウキュウカジカガエルは日本では沖縄諸島などに生息し、台湾にも生息します。
沖縄では一番良く見るカエルだと思います。
体の色、模様はバリエーションがあるようで、様々な見た目の個体が見られました。
上記画像のように真っ黄色の個体も良くいて、こちらは体色を変化させることで黄色くなっています。
海岸でも見られることがあるそうで、他の両生類に比べて塩分に強いと考えられています。
なんと、時にはタイドプールに卵を産むこともあるそうです。
なお、他の多くのカエルと同じく夜行性になります。
シロアゴガエル
夜の瀬底島ではシロアゴガエルに出会いました。
シロアゴガエルは東南アジア原産の外来種で、フィリピンから移入したと考えられています。
現在は南西諸島の一部の島々に分布しています。
夜行性で、どちらかと言えば樹上性のカエルです。
この個体も目線くらいの高さにいました。
シリケンイモリ
最後の一種はカエルではありません。
沖縄に最も多く存在するイモリ、シリケンイモリです。
準絶滅危惧種ではありますが、やんばるの水辺では良く見られます。
シリケンイモリは沖縄諸島と奄美群島に生息しますが、さらに細分化し、沖縄諸島のシリケンイモリを亜種オキナワシリケンイモリと分ける説もあります。
まとめ
今回、5日間の沖縄旅行で出会った両生類6種をまとめました。
あとは書いていませんがオタマジャクシもところどころで見ました。
実は今回ご紹介した種はたまたま見つけた種で、本当はイボイモリやイシカワガエルを見たかったのですが、特に作戦もなかったので難しかったです。
あとは晴天が続いていたのでもしかしたら両生類があまり活発に活動していなかったのかなとは思いました。
今回の沖縄旅行の他の探索記はこちら↓
④~両生類編~
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません