【北摂】カゲロウやカワゲラの幼虫大量採集【2020年春】
北摂地域と言えば、大阪の北部を主に指します。
非常に自然豊かで、オオサンショウウオ、タガメ、オオクワガタなど、全国的に見ても珍しい生き物たちが数多く生息しています。
そんな北摂の能勢町近辺に生き物を探しに行ってきました。
鳥類、昆虫、両生類などと出会うことができましたが、今回は渓流遊びとして、カワゲラやカゲロウの幼虫を大量採集してみたので、その結果のご報告も兼ねていきます。
カゲロウやカワゲラの幼虫
川の上流域の石をひたすらひっくり返してカゲロウやカワゲラの幼虫たちを集めていきました。
彼らは源流域や上流域であればどこにでもいます。
釣り餌としても良く用いられていますね。
小さい個体から、大きい個体まで、50匹くらいは捕まえたでしょうか。
バリエーション豊かでおもしろかったです。
種類の同定はなんとなくでしか分からないので、ここでは省きますが、こちらに並べた写真のように、かなりバリエーション豊富であることが分かります。
モンカゲロウ
さらに大人のカゲロウも見られました。
モンカゲロウです。
カゲロウは一度羽化すると、数時間から一週間ほどで死に至ります。
儚い命なんです。
トノサマガエル
自然の残る池で、かっこいいトノサマガエルを見つけました。
そういえば春はトノサマガエルの繁殖期ですね。
トノサマガエルはダルマガエル(トウキョウダルマガエルやナゴヤダルマガエル)とよく混同されがちで、地域差もあるので、判別が難しい種類になります。
オオアメンボ
大きさが2cmを越える大型のアメンボとなります。
足の長さも合わせるととんでもなく大きく見えてかっこいいです。
並べてみないとそのサイズ感はなかなか分かりづらいんですけどね。
ダイサギ
川や池、水田で良く見られるサギの仲間、ダイサギです。
日本にいる白いサギの仲間で最大になることからダイサギと呼ばれます。
北摂でも、田んぼなどでその姿は多く見ることができます。
日本では年中観察可能な種です。
アオサギ
写真が多少ぶれていますが、アオサギです。
一つ上のダイサギと並んで日本で最大クラスのサギの仲間となります。
こちらも日本中の池や川で観察する機会が多い鳥になります。
近くで見ると迫力がありかっこいいです。
バン
非常にシンプルな名前の鳥、バンです。
体が黒く、額からくちばしにかけては赤、くちばしの先端は黄色で、見分けやすい鳥です。
池や田んぼなどで見る機会が多く、年に複数回の産卵をすることがある鳥ということでも知られます。
ヒナが大人になる前に次のヒナが産まれるので、若鳥がヒナの世話を手伝ったりもします。
サワガニ
山の中の源流域にいたサワガニです。
渓流域などの、流れのある淡水で主に生活するカニです。
食べるとおいしいそうです。
ニホンカワトンボ
羽が赤く、体が美しい青で非常に目立つトンボ、ニホンカワトンボです。
渓流などの近くで飛んでいる姿を見ることができ、いるところにはたくさんいます。
ただし、非常によく似た種にアサヒナカワトンボがおり、もしかしたらそっちかもしれません。
ニワハンミョウ
ニワハンミョウは日本でおそらく最もメジャーなハンミョウの仲間です。
ただし、ハンミョウという名を聞くと、どうしてもカラフルな方のハンミョウが浮かんでくるので、あまり知られていない種でもあります。
山道などで見ることができ、春は繁殖の季節でもあります。
ウマビル
ウマビルはヒルの仲間ですが、血はすいません。
田んぼに多く見られ、主に止水域に生息する印象です。
緑っぽい色をしており、縦線が入ることが特徴です。
毛虫たち
山の近くの道を歩いていると、この時期、道の上をたくさんの毛虫たちが這っています。
いくつか列挙しましたが、種類は不明です。
なんとなくこれかなと目星はついていますが、毛虫は種類が多いこともあり、細かい同定は素人には難しいことが多いです。
猫
最後に民家の入り口にいた猫です。
おそらく野良猫でしょうけど、確実に世話はされてるんでしょうね。
まとめ
今回は北摂に行き、春の生き物たちを見てきました。
これだけ暖かくなってくるとどんどんいろいろな生き物たちが出てきていました。
夏が待ち遠しいですね!
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